糖尿病
糖尿病とは?

糖尿病は、血糖値(血液中のブドウ糖の濃度)が高くなる慢性的な疾患です。これは、体がインスリンを適切に生成または利用できないために発生します。インスリンは、血糖を細胞に取り込んでエネルギーに変えるのを助けるホルモンです。
糖尿病の診断と管理のためには、いくつかの検査が行われます。検査は、血糖値を測定し、糖尿病の診断や病状の評価、治療効果の確認に役立ちます。また尿検査により尿中の糖やケトン体を測定し、糖尿病の状態を評価します。
糖尿病には主に3つのタイプがあります。
1型糖尿病
免疫系がインスリンを生成する膵臓のβ細胞を攻撃し、破壊することによって発生します。
これは生活習慣や遺伝とは関連がなく発症するものです。
2型糖尿病
主に生活習慣(不適切な食事、運動不足、肥満など)と遺伝が関与します。
インスリン抵抗性が発生し、体がインスリンを効果的に使用できなくなります。
妊娠糖尿病
妊娠中にホルモンの変化がインスリンの作用を妨げ、血糖値が高くなることによって発生します。
症状
糖尿病は症状が出ないことも多く定期的な健康診断などが必要ですが症状が出る場合、下記のようなものが多くあります。
頻尿
血糖値が高くなると、腎臓が余分な糖を尿中に排出しようとするため、尿の回数が増えます。
過剰な喉の渇き
頻尿により体内の水分が失われるため、喉の渇きを感じることが多くなります。
疲労感
細胞がエネルギーとして糖を利用できないため、体が疲れやすくなります。
体重減少
特に1型糖尿病では、体が脂肪や筋肉をエネルギー源として利用するため、急激に体重が減ることがあります。
視力のぼやけ
高血糖によって、眼の水晶体に影響を与え、視力がぼやけることがあります。
傷の治りが遅い
血糖値が高いと、傷の治癒が遅くなることがあります。
感染症の増加
尿路感染症や皮膚感染症など、感染症にかかりやすくなることがあります。
合併症の予防と管理
糖尿病は適切に管理されないと、心臓病、腎臓病、神経障害、視力障害などの合併症を引き起こす可能性があります。定期的な血糖値のモニタリングと健康的な生活習慣の維持が重要です。
必ず定期的に医療機関にて血糖値や眼科検診、足のチェック、腎機能検査などを行いましょう。
また、喫煙も合併症のリスクを高めるため禁煙が必要となります。
糖尿病の治療
糖尿病の治療方法は、病型や患者の健康状態に応じて異なりますが、主に以下のような手段があります。
1型糖尿病の治療
1型糖尿病はインスリンが全く生成されないため、インスリン療法が基本的な治療法となります。
インスリンを毎日注射で補充します。インスリンポンプを使用することもあります。
定期的な血糖値測定が必要です。最近では、継続的血糖モニタリング(CGM)を用いることもあります。
炭水化物の摂取量を計算し、インスリン量を調整します。
また、運動療法も効果的なので定期的に行うことが推奨されます。
2型糖尿病の治療
2型糖尿病は生活習慣の改善が治療の基本となり、薬物療法が補助的に用いられます。
バランスの良い食事と適切なカロリー摂取を心掛けます。血糖値の急上昇を防ぐため、低GI食品を選ぶことも推奨されます。
運動は有酸素運動や筋力トレーニングがインスリン感受性を向上させ、体重管理に役立ちます。
食事や運動だけでは改善されない場合や元々数値が悪い場合は経口血糖降下薬などの薬物療法も補助的に行います。
メトホルミンやスルホニル尿素薬などが用いられます。薬の選択は患者の状態に応じて行います。
症状が進行した場合には、インスリン注射が必要となることがあります。
妊娠糖尿病の治療
妊娠糖尿病は母体と胎児の健康を守るため、厳格な管理が求められます。
定期的な健康診断で眼科検診、足のチェック、腎機能検査などを行います。
運動療法も効果的で医師の指導の下に適切な運動を取り入れます。
食事療法と運動で血糖値がコントロールできない場合、インスリン注射が必要になることがあります。
当院での糖尿病の治療
当院では糖尿病の治療を積極的に行なっております。
患者様の状態や生活環境を考慮の上、食事療法から運動療法、薬物療法まで柔軟に対応しておりますので、まずはお気軽にご相談ください。