呼吸器の疾患
呼吸器の疾患について

呼吸器の疾患には、さまざまなものがあります。代表的な疾患を以下に挙げ、それぞれの原因、予防法、治療法について説明します。
呼吸器の疾患の主な症状は「咳」や「息切れ」、「息苦しい」などがありますので、このような症状が続く場合は医療機関を受診してください。
気管支喘息
原因
アレルギー(花粉、ダニ、ペットの毛など)、環境要因(空気汚染、煙草の煙、寒冷な空気)、遺伝的要因などがあります。
予防法
アレルゲンを避ける、空気の質を改善する(空気清浄機の使用など)、禁煙、受動喫煙を避ける
治療法
吸入薬(ステロイドや気管支拡張薬)、抗アレルギー薬、定期的な医療機関でのフォローアップ
慢性閉塞性肺疾患(COPD)
原因
長年の喫煙が主な原因で、有害物質(粉塵、化学物質)の長期間の吸入や遺伝的要因の場合もあります。
予防法
禁煙が最も有効な予防策です。
また、職場環境での有害物質の吸入を避けることやワクチン接種(インフルエンザ、肺炎球菌)も有効です。
治療法
吸入薬(気管支拡張薬、ステロイド)、酸素療法(酸素不足がある場合)、呼吸リハビリテーションなどがあります。
肺炎
原因
細菌、ウイルス、真菌などの感染、免疫力の低下、誤嚥(食べ物や液体が気管に入ること)などがあります。
予防法
ワクチン接種(肺炎球菌ワクチン、インフルエンザワクチン)、口腔ケアの徹底、栄養バランスの良い食事と適度な運動が有効です。
風邪をこじらせないことも大事です。
治療法
抗生物質(細菌性肺炎の場合)、抗ウイルス薬(ウイルス性肺炎の場合)、栄養サポートや酸素療法など症状に合わせて行います。
肺結核
原因
結核菌(Mycobacterium tuberculosis)による感染が主な原因で、免疫力の低下や不衛生な環境がリスクを高めます。
予防法
結核ワクチン(BCG)、適切な衛生管理と感染予防、免疫力を保つための健康的な生活が大事になります。
治療法
抗結核薬(多剤併用療法が一般的)
間質性肺炎
原因
特定の原因不明(特発性肺線維症)、環境要因(アスベスト、シリカなどの吸入)、自己免疫疾患との関連。
予防法
有害物質への曝露を避ける、自己免疫疾患の管理、定期的な検診が大事になります。
治療法
抗線維化薬、免疫抑制薬、酸素療法や肺移植などがあります。
気胸
原因
肺の破裂により空気が胸腔に漏れることで発症します。
外傷や疾患(COPD、肺炎など)、特発性(明確な原因がない)場合があります。
予防法
特発性の気胸に対する予防は難しいが、喫煙者は禁煙を推奨します。
治療法
小規模な場合は自然治癒を待つこともある。胸腔ドレナージ(胸腔から空気を排出する)、外科的手術(再発防止のための手術)などもあります。
当院での呼吸器の治療
当院の院長は日本呼吸器学会専門医・指導医でもあり呼吸器疾患の治療は得意分野のひとつです。
呼吸器の疾患は複合的な要因が関係しているケースもありますので、咳が止まらない、息苦しいなど気になる症状がある場合は、できるだけお早めに受診してください。