風疹・水痘
風疹

風疹は風疹ウイルスによって引き起こされる感染症です。このウイルスは主に飛沫感染によって広がります。
感染者が咳やくしゃみをする際にウイルスが空気中に放出され、それを他人が吸い込むことで感染が拡大します。
症状
風疹は主に軽度の感染症で、以下の症状が見られることがあります。
- 発熱
- 発疹(顔から始まり、全身に広がるピンク色の小さな斑点)
- リンパ節の腫れ(特に耳の後ろや首の後ろ)
- 軽い頭痛
- 関節痛(特に成人女性に多い)
合併症
妊娠初期の女性が風疹に感染すると、先天性風疹症候群(CRS)と呼ばれる重篤な合併症を引き起こす可能性があります。これには、難聴、心臓異常、視覚障害、発達遅延などが含まれます。
診断
風疹は通常、症状や発疹の特徴から診断されますが、正確な診断のためには血液検査で風疹ウイルスに対する抗体の有無を確認することが一般的です。
治療法
風疹に対する特異的な治療法はありません。症状を軽減するために、対症療法(解熱剤や痛み止めの使用)が行われます。妊婦が感染した場合、特別な管理が必要です。
予防
予防にはMMRワクチン(麻疹、風疹、ムンプスの混合ワクチン)が最も効果的です。このワクチンは通常、1歳と就学前に2回接種されます。
水痘

水痘は水痘・帯状疱疹ウイルスによって引き起こされる感染症です。
このウイルスは非常に感染力が強く、飛沫感染や接触感染によって広がります。
症状
水痘の症状は次の通りです。
- 発熱
- 全身に広がるかゆみを伴う水疱性の発疹
- 倦怠感
- 頭痛
- 食欲不振
発疹はまず顔や頭皮、体幹に現れ、その後手足にも広がります。水疱は徐々にかさぶたになり、約1~2週間で治癒します。
合併症
- 細菌性皮膚感染症
- 肺炎
- 大人や免疫不全の患者では、症状が重篤化することがあります。
- ごくまれに脳炎
診断
水痘は典型的な発疹によって容易に診断されますが、血液検査や水疱の内容液を検査することで確定診断が行われることもあります。
治療法
軽症の場合は対症療法で十分です。かゆみを軽減するために抗ヒスタミン薬やカラミンローションを使用します。
アセトアミノフェンを使用して発熱を抑えます(アスピリンの使用はライ症候群のリスクがあるため避けます)。
重症例や免疫不全患者には抗ウイルス薬(アシクロビル)が使用されることがあります。
予防
水痘ワクチンは非常に効果的な予防手段です。通常、1歳で1回目の接種を行い、4~6歳で追加接種を行います。また、免疫不全患者や高齢者には予防的に抗ウイルス薬を使用することもあります。
これらの情報をもとに、感染予防や適切な対応を行うことが重要です。
当院での風疹・水痘の治療
風疹や水痘は見た目や症状から何かのアレルギーと勘違いされる場合もあるので、原因不明の発疹が出た場合はできるだけ早めの受診してください。
検査等を行い適切な処置を行います。