便秘
便秘とは

便秘は、排便の回数が減少したり、硬く乾燥した便が出にくくなる状態を指します。
便が3日以上出ていない、または毎日排便があっても残便感がある状態も便秘とみなします。
以下のようなさまざまな要因が便秘の原因となります。
便秘の原因
食生活の乱れ
果物、野菜、全粒穀物に含まれる食物繊維は便の形成と通過を促進します。これらが不足すると、便が硬くなりやすくなります。
また、水分を十分に摂取しないと、便が硬くなり、排出が困難になります。
生活習慣の問題
【運動不足】
適度な運動は腸の動きを活発にし、便通を促進します。運動不足になると腸の動きが鈍くなり、便秘が生じやすくなります。
【トイレを我慢する習慣】
便意を感じても我慢することが習慣化すると、腸の感受性が鈍くなり、便秘が悪化します。
薬物の影響
一部の薬剤(抗うつ薬、鎮痛薬、鉄剤など)は便秘を引き起こす副作用があります。
健康状態や疾患
【腸の病気】
大腸がんや過敏性腸症候群などの腸の病気が便秘の原因となることがあります。
【ホルモンバランスの乱れ】
妊娠中や更年期にホルモンの変化が便秘を引き起こすことがあります。
【甲状腺機能低下症】
甲状腺の働きが低下すると代謝が遅くなり、便秘の原因になることがあります。
心理的要因
ストレスや不安: 精神的なストレスや不安が腸の機能に影響を与え、便秘を引き起こすことがあります。
便秘の治療法
食生活の改善
食物繊維を多く含む食品(果物、野菜、全粒穀物、豆類など)を積極的に摂取することが推奨されます。
十分な水分摂取を心がけ、1日に少なくとも1.5~2リットルの水を飲むようにします。
薬剤性
抗生物質、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)、マグネシウム含有の制酸薬、化学療法薬など、特定の薬剤の副作用として下痢が発生することがあります。
運動の促進
毎日30分程度の適度な運動(ウォーキング、ヨガなど)が腸の動きを活発にします。
トイレの習慣の見直し
定期的にトイレに行く習慣をつけることが重要です。朝食後の排便は特に効果的です。
便意を感じたらすぐにトイレに行くようにしましょう。
薬物療法
軽度の便秘には、オーバー・ザ・カウンター(OTC)の便秘薬が使用されることがあります。これには、膨張性下剤(食物繊維系)、浸透圧性下剤、刺激性下剤などがあります。
長期的な使用は避け、医師の指導のもとで使用することが望ましいです。
専門医による治療
慢性的な便秘や薬物療法が効果を示さない場合は、消化器専門医の診察が必要です。
場合によっては、内視鏡検査や画像診断が行われ、便秘の原因となる病気がないか確認されます。
便秘の予防法
便秘を予防するためには、日常生活の中で以下の点に注意することが有効です。
バランスの取れた食事
食物繊維を豊富に含む食材をバランスよく摂取し、便通を促進します。
十分な水分補給
毎日十分な水分を摂取し、便の柔らかさを保つようにします。
規則正しい運動
適度な運動を日常生活に取り入れ、腸の健康を維持します。
ストレス管理
ストレスを溜め込まないよう、リラクゼーションや適切な休息を心がけることが大切です。
トイレの習慣をつける
トイレに行く時間を一定に保ち、特に朝の排便習慣を意識することが効果的です。